2008年7月 2日 (水)

一筆書き

先日静岡と桐生で用事ができたので、できるだけ安く交通費を抑えようと思い、昔よくやった一筆書きで切符を買うことにした。一筆書きとはテッチャンであればご存じのように、ある駅から出発し、同一路線を通らないでその駅に戻るように切符を買うことです。同じ場所を通らないように路線を選んで、切符を買うと遠距離逓減制が適応されてかなり安く購入することができます。今回は大津京から山科に出て、東海道を東京まで、そこから東北本線で小山まで行き、両毛線で新前橋に出る。次に上越線で越後湯沢に向かい、ここからはほくほく線経由で富山まで行く。ここで北陸線に乗り換えて敦賀に出ます。ここで湖西線を通る新快速姫路行きに乗って大津京で降ります。これで乗車賃14400円。これに越後湯沢から富山と富山から敦賀までの特急券を加えても2万円まではかかりません。大津京ー桐生を新幹線を利用して往復した場合に比べると1万円は安くなります。これは大きい。ちなみに、大津京から静岡までは、山科、米原、大垣、豊橋、浜松で乗り換えました。また、静岡から桐生までは、熱海、小田原、小山で乗り換えました。桐生から大津京までは、新前橋、水上、越後湯沢、富山、敦賀で乗り換えました。乗り換える度に乗客も代わり、言葉も変わります。結構面白いですよ!また、長い本を読むにはうってつけです。小生は「ファーブルの昆虫記第3巻の上」を一気に読み終えることができました。

2008年6月21日 (土)

流動層か?浸出層か?多点温度検層の解釈に新たな提案

先日泥岩層で多点温度検層を行った。その結果、泥岩層の中に弱いものではあるが、亀裂状の流動層が2枚検出された。依頼者は「泥岩層の中に流動層があるとは一概に信じられない」と言って、ボーリングコアーを示しながら言われた。そこで、グラフとコアーをじっくりと対比した。その結果、亀裂性の流れが検出された部分に傾斜した亀裂があった。これが検層結果に出たのだ!コアー採取時の写真を見ると、このような亀裂は認められないので、「何で泥岩層の中に?」という疑問が生じたようだが、時間を経過したコアーには薄いものではあるが明瞭な亀裂があった。このことから考えると、多点温度検層で検出された微妙な流動層の有無を判断するには、泥岩層などの地層のコアーを二つ割りするか、あるいは時間を置いて再度コアーを観察する必要があるのではないかと思った。また、「流動層」という言葉の表現を改訂する必要性も感じた。「流動層」という言葉の与えるインパクトが大きすぎるようだ。泥岩などの軟岩中を「流れる」というのではなく、「浸透している」と言った方がいいのでは?そこで、一提案軟岩中に検出された流動層に対しては、「流動層」ではなく「浸透層」あるいは「浸出層」と言っては如何かと思いますが、皆さんはどう思いますか?

2008年6月19日 (木)

温度検層

久しぶりに温度検層を行った。地温研のメンバのご協力で、長野県安曇野市の地すべり地で温度検層を行うことができた。これまで4,000本余の検層を行ってきているが、長野県の資料は2箇所しかなかった。今回2箇所の地すべり地で16本のデータを取得することができた。地下水の温度は11-12℃であった。この温度は長野県伊那市で13℃台であったので、妥当な温度であると思う。検層実施数の少ない県のデータは地道に拾い集めなくてはならないのかもしれない。長野の前に広島で地温研の研修会を行ったが、場所は西条市でこれまたこれまでデータのない場所であったので、私にとっては新たなデータが加わったことになる。ところで、長野は蕎麦の名所である。検層が早めに終了できたので、昼食に蕎麦を食べに行くことにした。信大出の方が居られたので、彼の案内で「常念」という店に行った。幹線から離れたところに閑静な佇まいの店があった。蕎麦の美味さは盛りそばと言うことで、2枚で一人前というのを食した。なかなか美味しいものだった。何時も某調査会社の部長と食べに行く長岡京の「膳」というこじんまりした店の蕎麦に負けず劣らずの美味さであった。思い出すに今から40年程前、徳島県の山奥の地すべり地で地下水追跡を行っていた折、夜中の地下水採集巡回で畑を歩いていると、夜空に薄ぼんやりと浮かび上がる白い花畑があった。これは月夜に照らし出された蕎麦の花だった。当時一緒に仕事をしていた御仁は、この地すべり地に住んでいた美人姉妹の住まいに夜這いを掛けて後に結婚したのを思い出す。この御仁も思えば信大卒だった。

2008年6月11日 (水)

推測で確定的に受け取れるようなことは言わない!

先日流速の結果を提出したところ、施主さんに推測で説明したのと違い結果が出ていたようで、その理由の説明を求められた。遅い流速10-3cm/secの下の方と思っていたものが10-2cm/secの値がでた。「10-2cm/secは速すぎるこれでは困る。何故速い値がでたのか納得できる説明をして欲しい」というが、そちらが勝手に推測で施主さんに説明しておきながら、推測とは違うからといって、こちらに説明を迫られてもね!皆さんどう思います。あまり推測でものをいわない方がいいのでは?特に施主様には。もしどうしても施主さんがお急ぎで早急に流速を知りたいといわれるのでしたら(結構こういう施主さんは多い)、「推測ではこう考えられますが、確かなことは測定結果を見てから報告させて頂きます」と言っておくべきだと思います。ところで、その流速ですが、桁では一桁違いますが、流速は2倍になっただけです。10-2cm/secと10-3cm/secでは、聞いた感じでは流速に大きな違いがあるように思えますが、1*10-2cm/secと6*10-3cm/secでは2倍弱しか違いません。このような場合は0.01cm/secと0.006cm/secと記述した方がいいのかなー。

もう一つ。深さ60mほどのボーリング孔で、地質柱状図に基づいて3箇所で流速を測定しました。30m、40m、50mの深さ付近です。土質は30mと50mは砂層で、40mはシルト混じり砂層でした。流速は40mが3*10-3cm/sec、50mが4*10-4cm/sec、そして30m2*10-2cm/secでした。発注者曰く「同じ砂層でどうしてこんなに流速が違うのか?」。当方返答に窮する。皆さんこれにどう回答します?同じ地層でも深度が違うので、当然流速が異なってもおかしくはないのですが。当然のことながら、測定深度は柱状図に基づいていますので、多点温度検層や地下水検層は行っていません。

2008年5月26日 (月)

歩行距離

歩行距離が90,000㎞を越えた。歩き始めて6786日目(18.5年)である。昨日で6830日90,625.0㎞となった。地球を二周と四分の一。よく歩いたものでる。初めは定期検診で運動不足といわれた。「普段現場で歩いている」と医者に言うと「毎日運動しないとだめ」と宣った。何をしようかと考えた。縄跳び、ジョギング・・・でもこれらの運動は膝を痛めるなー!ということで歩くことにした。当然記録を取った。今からそれを捲り返してみると、当初は結構0㎞がある。つまり雨で休み、寒くて休みというわけ。でも2年を過ぎるとずる休みは全くなくなった。このころから歩かないと何かし忘れたような気になり、お尻が落ち着かなくなったようだ。休みの日など「お父さん歩いてきたら!」と家内。「何で」というと、「そわそわしている」という。当初の目標は40,000㎞だった。歩き始めて8年弱で目標は達成。その時小生の所に来ていた院生にこのことを話すと、「どうせ歩くのなら10万㎞歩いたらどうです」。ということで第二目標は10万㎞とした。この目標を達成するには72才まで歩かなくてはならないと思っていたら、どうやら70才くらいで達成できそうになってきた。では、十何年歩いたことによるメリットは?考えてみるとここ十何年か風邪を引いたことがない。風邪気味にはなるが、歩いて医者に行くと体温は下がっており、単なる風邪気味ということに。ということから考えると、歩くことによって基礎体力が自然にできてきたように思う。お金を掛けていろいろな運動用品を買ってお蔵入りになっている人が多いことを思うと、勿体ないと。表を歩くというのはお金もかからず、町の変化を知ることもできる。また、これまで気が付かなかったというか見落としていたことにも目が届くようになる。特に大学を辞めてから毎年一ヶ月連続歩行(旧東海道や山陽道、青森から京都まで)を行っているが、実にいろいろなものが見える。時速5,6㎞で歩いているのだが、それでも一寸したことが見える。ところで小生が取っている雑誌に出ていた記事に、ゆっくり歩く人と早足で歩く人との寿命の差は十数年にも及ぶそうだ。ということで来年は中山道をガンバルぞ!!

2008年5月15日 (木)

庭木の枝切り

季節が進むにしたがい、気温が上昇する。それに伴って今年もまた我が家の小さな庭の木立も一斉に枝を伸ばし始めた。そこで例年のごとく、枝切り作業を行うことになった。家内の一言「木の枝切りしてね!」。重い腰を上げて、今日歩く代わり一日枝切りをするか。午前中で大体の木の枝を切ることができた。普通であれば、これを束ねて燃えるゴミの日にゴミ収集場所に持って行くのであろうが、我が家はそれをしない。取り敢えず枝切り鋏で切れるものは、2,3cmくらいの長さ切り刻む。どうしても切れないものは後で鋸で。切り刻んだものは庭の3角に堆肥場を設けてあるので、そこに運び込む。この堆肥場は庭にある電信柱と塀の間に1箇所、百葉箱を後ろに一箇所、雨戸の戸袋の前に一箇所の三箇所である。例年そこに草や細かく切った枝木を積んであるので、下の方のものは自然と腐食してミミズの餌になったり、いろいろな微生物によって分解され、非常にいい腐葉土となっている。年に一回ここを掘り返して、いい腐葉土を庭中に撒く作業をしている。したがって、我が家の名も知れぬ木々達は元気旺盛。ある人に言わせればジャングルのごとき様相という。まあ、それは兎も角として一日中木の枝切りをしたお陰で、夕飯時には自然と指が攣って箸が持てなくなる程になった。家内曰く「何か始めると夢中になってやりすぎるからよ!」ソンなこと言われたって、やらなけらば逆に何を言われるか。黙ったまま攣る指をなだめながら夕飯と食べた。ということで来年もまたいい腐葉土に恵まれると思う。山積みにした腐葉土をひっくり返すと、いろいろな昆虫の幼虫や蛹が出てくる。兜虫やコガネ虫など色々いる。この虫たちの親はどうして子供を育てるのにいいこの場所を探し当てるのだろう。腐葉土の臭いかな?何事にも夢中に成りすぎるのが最大の欠点とは十分に自覚している。ではまた!

2008年5月 5日 (月)

中国ハルピン訪問

4月21日から5月3日まで中国北京とハルピンを訪れた。北京では同行者の就活であったため、小生はフリー。そこで、毎日天安門、中山公園、紫禁城、天壇を訪れた。不思議だったのが、何処へ行っても日本人ツアーに会わなかったこと。25日にはハルピンに飛び、自動車道切り取り斜面の凍上に伴う変動調査。新型の1m深地温測定器を持って行き、0-100cmまで10cm毎に測定した。各測点によって氷点下になる深度が異なると共にその厚さにも差があることが判った。斜面全体に測点網を設置し、その分布状況を調べると、興味ある結果が得られると思われる。できたら、深度2,3mまで10cm間隔で測定し、その温度分布を調べることによって、凍上現象がどの深度から起きるのかを知る資料が得られると思う。近日中に今回の測定結果を整理し、ハルピンにある東北林業大学の方へ送ろうと思う。今後の展開が楽しみ。やはり現場調査は楽しい!何があるか判らないから。

2008年4月18日 (金)

日本にもあった。

昨日まで4日程秋田に行っていました。鳥海山山麓や田沢湖高原、乳頭温泉郷で雪や温泉の電気伝導度を測定してきました。その中で乳頭温泉付近の雪は10μs/cm台を示すものがあり、これは期待できると思いながら、測定をしていると、田沢湖高原バス停付近の積雪の下の方で採取した雪に6μs/cmを示すものがありました。やはり日本にも電気伝導度の低い水がありました。機会があれば、数m積もっている雪の上の方から下の方まで20-30cm毎に採取して電気伝導度の変化状況を測定してみたいものです。付録ですが、昨年鳥海山山麓を歩いている時に、芭蕉が歩いた旧道を見つけることができなかったのですが、今回その道を歩くことができました。三崎峠という桜の名所で、桜と椿がほどよく咲いていました。この道は馬も歩けないようなごつごつした道でした。月曜日からは中国ハルピンに行ってきます。また性懲りもなく測定してきます。

2008年4月 5日 (土)

新たなる会の設立

ジオテク研究会の成果として「地下探査技術セミナー」を古今書院から出版して8ヶ月を過ぎた。売れ行きは好調だそうだ。そこで、4月4日新たなる会を設立することを目的とした初会合が持たれた。これまでの会員の中の9名が引き続いての参加を表明された。会の名は「Geo Tec研究会」で、これまでと同じである。会の趣旨は物理探査技術の伝承を主とし、測定、解析、解釈の各技術の見直しと現在測定と解析解釈がそれぞれ分業制となっていることから生ずるいろいろな違和感を払拭したいと願っていることである。そのために、専門業者、調査会社両者から会員を募り、お互いに忌憚のない意見を出し合って、現在の状況を改善すべくいろいろな情報を発信してい行く予定である。

2008年3月23日 (日)

筑前琵琶を聴く

以前の「琵琶湖ホテル」、今は「琵琶湖館」と言っている。今日ここで「大津フェスタ」という催しがあった。この中に「筑前琵琶」を聴く無料コンサートがあったので、拝聴した。琵琶は1,400年前からある楽器で、我々は「耳なし法師」の話で良く耳にしている。琵琶には筑前と薩摩の二種類があるそうで、「筑前」は遠くギリシャからシルクロードを経て日本に入ってきたという。一方、「薩摩」はインドから入ってきたという。日本一大きな湖「琵琶湖」は以前「淡海」と言われていた。それがその後琵琶に形が似ていると言うことで、「琵琶湖」になったという。また、果物の「枇杷」も以前はこれとは異なった名前で呼ばれていたが、その形が枇杷に似ているということで、現在に「枇杷」になったという。ということで、たまには全く違った文化に触れることもいいかもしれない。演奏は我々がよく知っている祇園精舎の鐘の声で有名な「平家物語」、木曽義仲で有名な「巴御前」と明智左馬の助で有名な「湖水わたり」。なかなか良かった。

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